ハイスタ(Hi-Standard)というバンドを初めて聞いたのが高校生の頃で、東京に行ってた先輩が帰省したときに聞かせてくれたCDが「Glowing Up」というハイスタのファーストアルバム。これ洋楽?と思ったそのメロコアバンドにのめり込むまではあっという間で、大学はどこでもいいから東京に行こうと。このバンドのライブに行きたい。
僕が東京(厳密には神奈川だけど)に出てきた年は1999年ですが、ちょうどハイスタの「Making the Road」という3枚目のアルバムが発売した頃。インディーズながら100万枚を超える大ヒット。翌年にはエアジャム2000を開催。しかし人気絶頂のタイミングにもかかわらず活動停止状態に。
そして震災を機に11年ぶりに活動を再開し、日本を元気にするためにフェスやライブ活動・ニューアルバムと再び走り始めるーー、といった所が自分をはじめ一般のファンが知っている印象ではないでしょうか。
ハイスタのドキュメント映画「SOUNDS LIKE SHIT」が公開に
そんなハイスタの栄光と挫折を記録したドキュメント映画「SOUNDS LIKE SHIT」が公開になりました。こちらが予告編。
映画「SOUNDS LIKE SHIT: the story of Hi-STANDARD」
日本を代表する人気パンクバンド「Hi-STANDARD」の栄光と挫折、再始動の裏側に迫ったドキュメンタリー。1999年発表のアルバムが全世界で100万枚以上の売上を記録するなど、若者たちを中心に絶大な人気を誇ったHi-STANDARD。2000年に理由を一切公表することなく突如として活動停止し、様々な噂や憶測が飛び交ったが、11年に再始動を遂げ、17年には初のアリーナツアーを成功させた。かつて伝説と呼ばれた3人のメンバーたちが、自身の絶頂とドン底、活動停止の真相やそれぞれの思いについて赤裸々に語る。圧倒的な演奏シーンや、これが初出となる貴重な映像の数々も満載。
引用:映画.com
「はじめて聞いたパンクバンドがハイスタって嬉しくない?」
あまりネタバレは書きたくないので、これ以上は書かないのですが劇場等で置いてあるこのフリーペーパーにもあるメッセージ。
だって自分がマジのガチで21年前の17歳の時はじめて聞いたパンクバンドがハイスタだもの。そんな気持ちでバンドやってくれてたなんて涙出ますよ。
このバンドの物語は決してサクセスストーリーではない
ただこの物語は美しく感動するサクセスストーリでは決してなく、醜かったり苦しかったりする話で、映画を見てすぐ「ハイスタ最高だ」とは決して言えない(少なくとも自分は)。表の栄光と裏の挫折・苦悩を語るストーリードキュメントです。それでも見てよかった。
バンドマンにはよくある類の話かもしれないけど、それでも3人の人間のマジでガチの苦悩と、1つのモンスターバンドの物語で、青春をハイスタと過ごした人は是非見てほしいですね。
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