自分では割と穏やかな性格と自称していますが、独立する前の会社勤めしていた頃は結構仕事中はいつもイライラしていて、後輩からは「怖い」と言われていたりしました。今考えると自分の未熟さを棚に上げストレスを言い訳にして、周りに怒りを向けてたんでしょうね。その節は誠に申し訳ございません。
独立して自分が先導して仕事をしていく中で、当然ストレスやイラつきを感じることはありますが「それで仕事が良くなるのか」「家庭は良くなるのか」そういった面をきちんと考えるようにしてきたら、ほとんど怒ることがなくなってきました。
それでもちょっと仕事でイライラする時もある
少し前の仕事のやり取りで、どうにも腑に落ちない事があってイライラした日がありました。感情に任せた返信メールを送りそうになった時、別の方から即座に「申し訳ない」と謝罪が入り(その人は特に悪くはなかったのですが)、おかげさまで溜飲が下がって落ち着いた仕事のやり取りに戻ったことがありました。プロだなと感じました。
そういえば最近コンビニで立ち読みした雑誌で「怒り」をテーマにしてたやつが何かあったな~と思って探して購入。ターザンでした。
Tarzan(ターザン)とえば、マッチョになるためのトレーニングやダイエット記事が多い印象ですが、この号は『「怒り」学』をテーマに、怒りを科学的に解明する「アンガーマネジメント」の特集です。面白かったです。
怒りをコントロールしたい
怒りには「自分が怒る」「自分が怒られる」の2種類の方向がありますが、特に「自分が怒る」点に関しては、自分の感情なのでコントロールができるはずです。
生物的な面としてはイラッとした感情は数秒から数十秒で収まるらしいので、衝動的な行動は起こさず、まずは間を置いて収め、それから考える事でコントロールができます。
イラッとしたら一晩寝かそう
僕は子ども達が寝た後、夜に仕事のメールを返信したりしていることがよくありますが、たまにイラッとする内容があった場合。自分の場合は夜には返信はしないようにしています。寝て起きてから仕事場に行って、もう一度内容を読み直してみると意外とたいした事がない内容だったり、打開策が簡単に思いついたりと、結構簡単に解決することができます。
とりあえず何か嫌なことがあったら「寝てしまえ、明日の自分に任せろ」の精神です。
ソーシャルでも現実世界でも愚痴は必ず相手に届く
ソーシャルメディアやブログ、それから現実世界も同じですが、自分のモットーとして「愚痴や悪口は必ずその相手に届く」と考えています。実際に届かないかもですが、巡り巡って何らかの形で相手の耳に届くと考えを持っておくと、怒りの感情に任せた愚痴や悪口ってメリットないですよね。飲み屋で話している間は溜飲は下がってストレスは消えたように感じますが結果的に仕事・プライベートにしろ、得るものがないと思っています。
「誰とは言わないけどあいつムカつく~」と知り合いがつぶやいてたら、周りは「あ、おれかも」と複数人が感じてしまうって、本気でメリットない上に誤解ばっかり浸透するって最悪ですよね。
・・と、このブログを見て「あ、オレのことかな」とか思われる仕事関係者もゼロではないかもですが、今日は自分の考えをまとめたかったので、そこは仕方なしです。
怒ること=相手のためを思って。本当?
怒ることの理由として「相手のことを考えて・・」的な話を聞きます。それって本当ですかね。僕も自分の子どもに対して叱ることはあります。しつけ・教育として必要なケースがあるのは重々承知しています。一方で「イラッとした」「ムカついた」という理由で反射的に怒ってしまうケースも恥ずかしながらあります。これは後から考えると自分の感情そのままに動いてしまった行為で、結局相手(子ども)のことなど考えてなかったことが多いです。
「お前のためを思って言ってるんだぞ!」と怒気を交えて言うのは結局自分の感情すらコントロールできていない未熟者からの「余計なお世話」として聞こえてしまいます。相手のことを考えるならば、怒りではなく相違のある点、間違っている点を冷静にきちんと伝えないといけないはずです。怒ることが目的ではなく改善することが目的なはずですから。
怒るも怒られるも実は自分でコントロールできる
逆に「怒られる」というケースは年々少なくなって来ましたが、相手から向けられる怒りの行為・言動も自分のために活かすようにポジティブに考えられるようになれば、向けられた怒りもまたコントロールできて糧になるはずですね。
といった事を本誌を読みながら考えていましたが、いずれにせよ一時的な感情に流されないように日々を過ごしていこうと思いました。
ちなみにイライラの流れのままでこの本を探してポチった段階で完全に怒りゼロになっていたので、物を買う満足感はなんだかんだで無駄じゃないですね。
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