「百万円と苦虫女」を見て思うコミュニケーションコストの初期費用と維持費用

自宅時間が長い上に長時間パソコンやスマホをしていると疲れてしまうので、夜はスマホを置いて映画を見るようにし始めました。それはそれで夜ふかしになるんですが、昨日は邦画の「百万円と苦虫女」という映画をAmazonPrimeで見ました。2008年の映画で蒼井優主演の映画です。

まずは「百万円と苦虫女」の予告をどうぞ

あらすじ

就職浪人中の鈴子(蒼井優)は、アルバイトをしながら実家で暮らしていた。彼女は仲間とルームシェアを始めるが、それが思いも寄らぬ事件に発展し、警察の世話になる。中学受験を控えた弟(齋藤隆成)にも責められ家に居づらくなった彼女は家を出て、1か所で100万円貯まったら次の場所に引っ越すという根無し草のような生活を始める。

Yahoo!映画より

ちょっとした小競り合いで前科がついてしまい、家族や近所ともうまくいかず「百万円たまったら出ていく!」という話です。引っ越した先でまた百万円貯まったら次の土地へと点々とする話。

コミュニケーションを避けて生きるということ

若くキレイな女性だけどコミュニケーションがヘタで、いつも苦虫を噛み潰したような苦笑いばかり。その上前科がついて噂になって生きにくい。コミュニケーションを避けて通れない現代社会だと息苦しいというかキツイ。コロナに感染しただけで近所から疫病神扱いになるわけですからね。

他人とのコミュニケーションを一定期間で断つために「百万円で引っ越し」という制約で強制終了する手法。過度なコミュニケーションを抑えて心を保つ生き方なんでしょう。

ただ初めての人との「初期のコミュニケーションコスト」と、過去からの「継続コミュニケーションコスト」。これはどっちがきついかというのは人によるかなと思います。自分は初期コミュニケーションコストの方が高いかな。人見知りだし。今回は「前科」という足かせがあるので、初期コミュニケーションの方が我慢できて心穏やかに生きれるという心理なのかなと思いました。

SNS時代では出来ない生き方

これ2008年頃の映画でスマホは描写に出てきてない時代背景だけど、SNSが普及してる現代だとオフラインに完全にできなくてもっと苦しい描写になりそう。その土地を出ていったのにLINEが来る、名前でSNSが見つかるとか。居住地だけではない繋がりが足かせになりもっと苦しい描写になるかもしれませんね。

 

というわけで「百万円と苦虫女」面白かったです。蒼井優の苦笑いがとてもとてもいいです。

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