「おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密」を読んで思う、子供とお金の話をすべき。

子供も小学校になりお金の話をすることも増えたのですが、最近「おカネの教室 ~僕らがおかしなクラブで学んだ秘密~」という本を読んで中々いい本だったのでご紹介。

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「この世には、おカネを手に入れる方法が6つあります」中学2年生になった僕は突然、奇妙なクラブに放り込まれた―。謎の大男、大富豪の美少女、平凡な「僕」の3人がお金や経済の仕組みをひも解いていく。知られざる過去、家業への嫌悪感、淡い恋心…さまざまな学びと思惑が錯綜する、「おカネの教室」がはじまる!現役経済記者が娘に贈った、実用エンタメ青春小説。

お金の話を小説の流れで紹介

本書は中学2年生の男女が謎の先生と放課後クラブを通じてお金の話を学んでいく、という話で小説風のストーリー仕立てで進んでいきます。

お金を手に入れる方法は「かせぐ」「ぬすむ」「もらう」「かりる」「ふやす」それから・・?と、方法ごとに説明し、「先生」「昆虫学者」「パン屋」「高利貸し」「パチンコ屋」「地主」「サラリーマン」「銀行家」「バイシュンフ」といった、様々な職業に当てはめて考える、といった内容です。

特に「高利貸し」「パチンコ屋」「地主」といった日陰商売になりがちな職業もわかりやすく物語と絡めて説明されます。

子供とお金の話をする

ちょっと前にテレビで村上ファンドの村上世彰さんが言っていましたが、子供に「モノの値段クイズをするといい」と。例えばレストランなどに言った際に「この食べ物はいくら?」とクイズを出す。これは確かにすごくよくて最初は「100円?」とか「100万円!」とか言っていたのが最近だと「1000円?」「800円?」など、いい感じの金額が言えるようになってきました。

また家の貯金額やローン、不動産資産などもきちんと説明し教えていくことが大切とも。家のお金の話は何となくタブーな気がしていましたが、この話を聞いてなるべく話すようになりました。↓これテレビの動画じゃないですが似た話しています。

www.youtube.com

お金の話はタブーではない

うちの長女には4~5歳の頃からお財布と小遣いをわたし「自分で欲しいものは自分の小遣いであれば好きに買っていい」と伝えています。不思議なもので、おもちゃ屋やガチャガチャを前に悩むんですね。人の金だと欲しがるのに自分の金だとその価値があるのか本当に欲しいのかを。

お金と人生は切り離せないのであれば、小さい頃からしっかりと教育して実体験も踏まえて教えていくほうがいいですね。タブー化するのは子供への見栄か、わからないと甘く見ているかなんですよね。

お金についてわかりやすく理解させる意味でとてもわかりやすい本だったのでおすすめです。小学生が直接読むのはむずかしい(児童書ではないので)ですが、大人が読んで伝える物語ですね。

長女はものわかりがよく頭がいい子なので、すっと理解できそうですが、2番目3番目の悪ガキメンズチームはどこまで理解できるのやら・・。

追記

著者の高井浩章さんのnoteで第1章が全文無料で公開されています。
興味を持たれた方は是非。

note.mu

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