子供が自転車に乗れるようになるまで

父親の大きな仕事の一つとしては「子供を自転車に乗れるようにする」。奥さんからは以前に「断乳とおむつ卒業は私がやるので自転車よろしくね」と言われていました。この度、無事に自転車に乗れたのでその記念にまとめました。

交通公園で遊ぶ(1歳~2歳)

最近だとストライダーのデビューが多いようですが(ウチも2人目の長男はストライダーでいこうかなと思っています)、上の長女の乗り物ライフのほとんどは交通公園でした。 

交通公園とは公園の中に道路や信号機があり、安全に交通ルールを学べるところです。僕の住んでいる葛飾区には補助輪あり・補助輪なしの自転車、三輪車、ゴーカートなど無料でレンタルできます。公園内ではご年配の方々が区のボランティアとして働いており、子どもたちをサポートしてくれます。

公園内は自分の自転車の乗り入れはできませんが、補助輪付きの自転車の練習としてはまさにうってつけ。サイズも割と沢山あるので、成長に合わせて使い分けることができます。ただかなりの人数の子どもたちが使っているので、整備はされていますがそれなりにボロボロで歪んでいるものもたくさんあります。

ちなみにウチがよく行っているのは、上千葉公園北沼公園。葛飾いいところです。

補助輪自転車に乗る(2歳~3歳)

補助輪付きは割と順調で2歳位ですぐに乗れるようになりました。毎週のように公園に行って練習していました。最初の頃は自分が横を並走して走っていましたが、3歳にもなると、1人で何周もぐるぐる回るようになります。交通公園はコーナーごとに大人が見ていてくれるので、交通ルールを教えてくれるだけでなく、怪我も未然に防ぎやすい状況ではあります。ただ子供はたくさんいるので、それなりに衝突や転倒はありますので、絆創膏は持っていったほうがいいでしょうね。

補助なしにチャレンジしてみる(4歳)

4歳にもなると補助なしも少しづつチャレンジしはじめます。お父さんが自転車を後ろから支えたり押すあれですね。これは辛かった・・。死ぬほど腰が痛い。ただでさえ腰が弱いので、本当にやばいなとこの時期は整骨院も行っていました。補助輪が割とスムーズだったのですが、ここからが結構長かった。壁にぶつかります。

公園には行きたがるのですが、「怖い」「嫌だ」「重い」「できない」など、自転車を嫌がる時期が出てきました。ネガティブモードで乗りたがらないのです。転ぶことがあるので、うまく乗れないし楽しくないし辛いし・・、と中々進まなくなりました。乗れても数メートルなので満足感が足りないのかもしれません。

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自転車を買う(5歳)

後は自分の自転車を買うタイミングをいつにしようかなとなりますが、補助輪はつけないで、補助輪なしで行こうと妻と相談して決めました。5歳の誕生日に買うことにしました。

誕生日プレゼントとはいえ、買い与えるのではなく自転車は自分で気に入ったものを選んで、たくさんの乗って欲しいという思い、当たり前ですね。一方であまりにキュートすぎる自転車はちょっとな・・という大人の好みもあり。ここは母親の必殺手紙作戦で誘導します。

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「16インチ」と「くろいタイヤ」というワードで条件を絞りこみは、後は自由に探していいよ、という誘導です。(個人的な趣味ですが、白いタイヤの女児向けの自転車はあまりデザインが好ましくなかったのです)

おかげで楽しくうきうきと自転車屋に行き、とっても素敵な赤い自転車を購入しました。結局またがったサイズ感などを考慮し18インチにしました。車体を軽くしたかったのでカゴ無し、スタンドも片方のものにしました。

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自分の自転車で練習!

ここまで来ると、後は練習あるのみ。自分の自転車というモチベーション、それから整備されて乗りやすい自転車というアドバンテージで勝負です。交通公園では自分の自転車では練習できないので、遊歩道があって公園内で自転車が走れる公園に行きます。

ヘルメットを被って横で支えながら公園に向かいます。この段階でもブツブツ「もうちょっと小さいほうがよかったかも」「補助輪があったほうがよかったかも」と言ってます。やっぱり怖いようです。

練習、それから友達の登場

公園ではそれなりに練習できて、だいぶ乗れるように。補助輪無しはいけそうだけどまだ安定性にかける上に、少しグズグズブツブツ言い始めました。

そこに友達登場(もともと遊ぶ予定をしてたのだけど)。その子は同い年で、かなり前から自転車に乗れる子です。その姿を見て我が娘が豹変します。

悔しいという感情

一緒に走るとレベルの差を感じたのか、グズグズ言わずにがむしゃらに練習を始めます。ふらついたり何度か転びもしました。思わず悔し涙を流していました。痛いのではなく、悔しかったそうです。この姿を見た時にちょっとうるっと来ました。大きくなったなと思いました。

自転車を買ったその日に乗れた

後は何度も練習を重ね友達を追ううちに1人で乗れるように。ふらふらするけど自分一人で走れるようになりました。自分で自転車を買ったその日です。

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ここまで乗れると、後はどんどん走れるように。次の日には静止状態からのスタートもできるようになりました。一度乗れるようになると、後はどんどん上手くなるばかりですね。

自転車という誰もが通る道ですが、子どもと一緒に乗り越えた事で、自分も少し父親らしくなった気がします。娘ちゃんおめでとう。

 

※4歳~6歳で乗れるようになる子が多いと思いますが、個人差や体格差があるので子供に合わせてがんばってください。お父さんは腰を傷めないように。この記事の年齢等は参考程度でお願いします。

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