その「苦言」本当に呈する必要があるのか

「苦言を呈する」という言葉があります。

忠告をする、特に、言われたことは余りいい気はしないだろうと思われるような内容のアドバイスや注意などを行うこと。苦言を言う。

苦言を呈するとは – 日本語表現辞典 Weblio辞書

仕事柄、色んな会社のいろんな世代の人とやり取りがあるわけで、時には少しありえない依頼や相談も少なくありません。業界の違い・世代の違い・リテラシーの違いなど、要因は様々ですが、もやもやすることもありますね。

気分的には

という感じになりがちですが。

何のために苦言を言うのか

結論から言うと、僕は「苦言」に該当しそうなことは言わないようにしています。意図的に言わないように心がけています。いや~昔はかなり言ってましたけどね(遠い目)。今でも気を抜くとつい言ってしまいますが。

「相手のため」「今後のため」一言ガツン!と言っておかねばなというケースはあると思いがちですが、その言葉は「アドバイス」なのか「嫌味」なのか「憂さ晴らし」なのか。その線引はきちんとできているのか。難しいところですね。

そもそも「誰かのために」なんて欺瞞だ

自分が相手に対して強く物申したくなるケースがある場合。ほとんどが「感情」が高ぶって言ってしまっているケースが多数です。「イラッとした」「発注がおかしい」など感じてしまって、一言物申さねば気がすまないと思ってしまう時。

この気持は完全に「相手のために」ではなくて「自分のため」になんですね。憂さ晴らしになっているだけですね。

子供に対しても同じ

子供に対してもつい「躾のつもり」と自分に言い聞かせながら言ってしまいがちです。「だから早くやれって言ったじゃない」とかね。これって結局うまく子供をコントロールできないイライラがつのっての発言なんですね。そもそも子供なんてコントロールしきれるはずがないのに。

あくまで躾・指導を考えての言葉であるならば、結果にグズグズ指摘をしないで「何のために」の指摘をしっかり入れることが大事かなと思います。

そうか、苦言は「出口での文句」なんだ!(゚0゚)ハッ

自分側の対策で解決できることはたくさんある

問題というものは大概、以下のいずれで解決ができるので、次回以降の対策で改善すればOKです。

  • やり方で解決
  • 時間で解決
  • お金で解決

「今回は大丈夫でしたが、次回は気をつけてくださいね♡」なんて、余計な発言はアドバイスでもなんでもなくて嫌味ですね。いらないんです。

次回の見積もり時に工数を再計算するなり、やり方を事前に提示するなり、次回のはじめに軌道修正すればいいだけなのにね。

自壊の意味を込めて。

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