家入一真さん発案の「絶望手帖」を読みました。本人のTwitterでの告知が目に留まり、これは面白そうだな、とその場でぽちりました。Kindle版がまだなかったので書籍で購入しました。希望を語る本ではなく、その名のとおり絶望やネガティブな言葉を集めた本です。
「絶望手帖」とは?
家入発案の、絶望的な名言ばかりが載った「絶望手帖」、出てました。 青幻舎 https://t.co/dBF3Df8fGP @amazonJPより
— 家入一真真 @絶望手帖 (@hbkr) 2016年4月1日
歴史上の偉人や過去の作家から現在の著名人やブロガー、名無しの人の言葉などの、ネガティブな言葉や人間の不条理さを嘆く言葉が並べられていますが、読んで不快な気分にはなりません。「ああ、そうだよな」ととても落ち着きます。人間の本質はネガティブなんですよね。
セミナーとかでも最近だと事業の失敗を話す「失敗セミナー」のほうがウケルという話もよく聞きます(そんなに行かないんですけどね)。自分の失敗や嫌なことには人に言いたくない反面、人の失敗談は聞きたいし共感できる具体的な話が多いからかもしれないですね。
成功者の話はその人が成功したことを後付けで理由や手法を書き出すので、敷居が高いですが、失敗や愚痴のほうが明確な理由やポイントがわかるからなんだと思います。
本誌自体は、1Pに1つの文章なので、さらさら読んであっという間に読み終わります。読むかどうか悩んでる人に、読みたくなるように1Pだけ紹介。
ちなみに本誌の219点の絶望的な言葉の中で最も印象に残った言葉はこちら。
神様、 もう現状維持でいいです。
Tamu/イラストレーター/編集部取材
絶望なのか希望なのか、前向きなのか後ろ向きなのか。非常にあいまいなポジショニング。この言葉を一番心に残ったいうやつはあんまりいないだろうなと思いながら、この言葉が一番脳に残りました。今後の人生の言い訳にしつつ心の支えにしようかなと思います。嘘ですが。
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