現代における人脈のあり方や仕事・チームのあり方「内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術」

内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術」という本を読みました。ハフポスト日本版の編集長「竹下隆一郎」さんの著書で、現代における「人脈」のあり方や仕事・チームのあり方の紹介です。

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内向的な人のためのスタンフォード流 ピンポイント人脈術 (ハフポストブックス)

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竹下隆一郎
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自分もあまり社交的な方ではなく、人脈と呼べるコネクションも対して持ってはいないのですが、それでも何とか独立して8年ほど生き抜いてきています

会社に営業もいない中で人づての紹介仕事をきっかけに拡大を続けています。それはとても素晴らしいと思う半面、これまでの状況をあまり言葉で説明できない気持ちだったのですが、何となくそれが理解できてきた気がします。

人脈=名刺の数ではない

当たり前なのですが人脈というのは決して交換した名刺の数でも接待の回数でもなく、様々な場で知り合う人の中でフィーリングがあい、コミュニケーションを重ね信頼できる関係が人脈になるわけです。

自分は新卒で入ったウェブの制作会社が全ての始まりで、ここで関わった多くの人と独立後もともに仕事をするようになりました。当時は人脈を築くために知り合ったつもりではなく、ひたすらに仕事を一緒にしたり・指導したり・されたり、そういった間柄。先輩後輩・同期やお客さんなどですね。

逆に自分は「異業種交流会」的な場がどうしもて馴染めず、独立してからもあまり積極的には行かず、ひたすらに知人からの紹介仕事を優先することに努めました。結果的にその縁から大きい企業との取引にもいたり、今につながっているわけです。

自分にとっては仕事を通じて信頼がとれた人たちと初めてつながることができた気がします。お酒を飲む場で気が合う人もいますが、それ以前に仕事を通しての真摯なコミュニケーションが最も自分にはあってるなと。

悩みの種類は「ホワイトハウスの悩み」か「カフェの悩み」の2つ

本書で出てくるビジネスコーチの話で比重に面白かったのは、人間には「ホワイトハウスの悩み」「カフェの悩み」の2つしかないと。国家レベルで考えなければいけない悩みで一個人ではどうにも解決できないものと、カフェで人に相談すれば解決する悩みなのか。これは目からウロコですね。悩んだ際に大きく2つに分類すれば、前者は悩む必要がなくなってしまうわけですからね。

「YES、BUT」が一番よくない

こちらも本書の中で出てくるワンカットですが、「No」だけを言い続けるディスカッションと、「Yes」だけを言い続けるディスカッション。どちらが盛り上がるかという話。結果的にどちらも盛り上がるが「YES、BUT(いいね、でもね)」と言ってしまう場合が最悪で、中途半端に許容して一部を否定する返答が最もディスカッションが進まない。これ自分も勘違いしていました。

なるべく相手を否定した言い方はしないようにと意識していはいましたが、自分の意見を重ねるために「YES、BUT(いいね、でもね)」になっているケース。多々あっただろうな~。はっきりYES or NO で、きちんと自分の意見を述べるべきが最良。中途半端な優しさを出したつもりの意見が全体を曇らせてしまうと自戒を込めて。

内向的な人のためのスタンフォード流 ピンポイント人脈術 (ハフポストブックス)

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PR TIMES カレッジに登壇したハフポストの南さんという方が壇上で紹介されていたので読みました。

人脈のくだりだけでなく、様々な現代における「つながり」「チーム」「ビジネス」を中心に非常に面白い話が多い本でした。

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