うちの息子が最近少し風邪をひいていて、今日も微熱はあるものの体は割と元気なので、寝かしつけを兼ねて近所をベビーカーで散歩。本屋に少し立ち寄ってぷらぷらと売り場を見ていたらバナナ色の表紙で「バナナを逆からむいてみたら」という本が売っていました。バナナ好きな息子と一緒だったのでなんとなく購入。
ちなみにうちの息子はバナナという単語を聞くと異常に欲しがるので「BA」と夫婦間では隠語で呼ぶようにしています。さらに上の娘はかっぱ寿司が好きなので会話に出す際は「KPZ」と呼びます。
常識を疑って、視点を変えてみる
題目の「バナナ」の件、自分もですが多くの人はバナナの茎(根元)の方から皮をむきますが、自然界の猿は実は「先」の方からむくという話。その方が実はむきやすいらしく、この例えのように常識や視点を逆にして考えると、悩んでいたこともポジティブに考えられるようになるよ、といった本です。
アーチャンブラームという仏教僧の方の本を日本語訳したのが本書で、バナナのようなおもしろ例え話がいっぱいあるというよりは、精神面・考え方の面で、視点を変えて考えようという内容が主です。
ネガティブとポジティブは表裏一体
この点が割と主題かなと思っていますが、どんな不幸なことや逆境も考え方次第でポジティブに考えられるよという事ですね。
僕はすごくしんどい仕事があった時「あーこれ実はもっと超やばかったのが、軽くなってこのくらいで収まってるんだよね」とか、怪我した時は「あぶねー死ぬはずだったのが軽傷で済んだよ」くらいに考えるようにしています。落ち込んでも対していい事ないですからね。
自分が誰かを嫌ってると同じように、誰かは自分を嫌っている
人間関係編の、この章が割と気に入っています。
以前の職場で取引先とトラブルになり、僕ともう一人の人間が上司と打ち合わせで対策会議をしていた時のこと。僕たちはまだ入社一年目だったこともありますが、客先とうまく調整ができない事を棚に上げ、「お客さんの発注が悪い」と愚痴をこぼしていた時に上司から言われた言葉が「お前らがむかついた顔をしてたら、お客さんだってむかつくだろう」。当たり前のことなのですが、ハッとさせられました。
これはすごく大事な言葉で今も大切にしています(たまに忘れてイライラしてお客さんに向かってしまっている事は稀にありますが・・)。
仕事がうまくいかないからとイライラした態度で相手に接しても、相手もイライラするばかり。例え苦手で嫌いな相手に対しても「この人の考え方は自分と違っておもしろい」とポジティブにとらえて落ち着いた気持ちで接する事ができれば、きっと人間関係はうまくいくはず。再認識。
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なかなか読みやすくてサクッと読み終わっちゃいましたが、Amazonを見たら今だけかもですが、Kindle版が100円!安い。ポチっちゃいましょう。
ちなみに、この本読んでからバナナを先っぽからむくようにしていますが、「言うほど簡単か?むしろぐちゅって先がちょっと潰れて手が汚れる」と思って、結局いつもどおり皮をむいているのは内緒です。
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