里崎智也「エリートの倒し方」は良書。仕事は体・技・心で望むべき

年末なので高く積まれた積読の山を崩して読書をしています。確かダルビッシュがツイッターでおすすめしてたのでノリで購入した千葉ロッテマリーンズのキャッチャー里崎智也さんの「エリートの倒し方」。

ソフトバンクを下克上を掲げて倒す本かなと読み始めたが面白い!野球好きが読むビジネス書じゃないですか。里崎さん傍目から見たら十分野球エリートじゃないかと思いますが、実際には頭を使い・工夫をして生き抜いた野球人生から学んだビジネス書です。

心技体ではなくて体技心

どの章もとてもおもしろいのですが、一番なるほどと腹に落ちたのがこれ「心・技・体の順ではなく体・技・心の順番が重要」という部分。

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メンタル云々言う前にまず体を鍛えて体力をつけろと。当たり前といえば当たり前なんですが、僕らのインターネット関連の仕事だと「体」はいわゆる「肉体」だけでなく「インターネット回線」「PCのスペック」「ソフトウェア」そういった環境面の部分だと置き換えて考えています。

その上で「技」の「知識」「技術」「経験」が載ると。最後に「心」の部分でメンタル関連が来ると。

独立前の前職場は長時間働く日が多かったのですが、結局今の時代に比べてPCもネットも遅くて、その状況を加味していない仕事量を持っていた、というのが前提だったんですよね。

その状況も踏まえ、今はまず土台となる環境をきちんと用意して戦うことを前提にしています。そして体力は逆に年をとると落ちてくるので、ランニングや食生活で、意識的に維持向上していかないとです。

チャンス拾わないんですか?

失敗を恐れてチャンスを拾わないなんて、そっちのほうが勇気いりませんか、と。

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人見知りは「自分から見知ろう」としないからでしょ

ぐうの音も出ない正論

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と、里崎節が炸裂する面白い本です。野球好きとしてなかなかおもしろいエピソードも登場し楽しめます。野球の指南書ではなく、どちらかというと自己啓発のビジネス書として読むと良いと思います。

個人的にはWBCの青木と宮本のくだりが超面白かったので、本誌を手にとって是非読んで下さい。

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