親の心配はときに害悪かも ~プール編~

ウチの娘は5歳。年長さんなので来年4月からは小学校。

プールに4歳の頃から通っていて、先週進級テストに受かって新しいクラスに替わることになった。だいたい25mコースの半分くらいを浮き輪無しで泳げるくらい。

進級後のクラスはジュニアスイミングという扱いで、いくつかの時間帯から選べる。特に時間帯毎の内容・違いを聞かずに決めっちゃたんだけど、どうやら小学校低学年から中学年のクラスだった模様。5、6歳くらいの子は数人しかいなかった。

今まではキッズスイミングという、いわゆる3~6歳くらいのクラスだったので、一気に周りの子のサイズ感がアップした。うちの娘は早生まれということもあって背は割と小さめ。小学生がたくさんいるそのクラスは大きくて威圧感があるように感じた。

年次が上のプールに入ったのだが

雰囲気に飲まれて泣いてしまう

気圧されたウチの娘は、早々に泣き出してしまった。今までのキッズスイミングのクラスでは泣いている子が多い中、うちの娘はぐずったり嫌がったりすることがなかったのだが、新しいクラスで周りの雰囲気に怖くなって泣いてしまったらしい。

知り合いのお母さんがそのクラスにいたので話を聞いた所、「同じ等級でも幼児~小学校低学年が多い時間帯が別にあって、そっちのほうがいいよ~」と言われた。

「確かにな」と思い、少し心配になりながら様子を見ていた。自分がいる見学席から娘のプール練習エリアは対岸だったので、あまり具体的な様子はわからなかった。

クラスを替えようと思った

周りの子のサイズ感や泣いていたこともあり、奥さんと電話で相談して時間(クラス)を替えようとなった。これまでプールはうまくやれてたので、今無理はさせなくてもいいのではないかと思った。

そしてプール終わりに本人に感想を聞いた所「え、大丈夫だよ」と言われた。強がってるのかなと思って聞いてみたら、最初はやはり雰囲気が怖かったり声が大きかったりでびっくりしたようだ。「クラス替える?」と聞いたら「う~ん、そうだね」と言った。

心配して先回りしすぎてしまっていないか

受付にてクラスを替える手続きをした後、先生から声をかけられた。キッズクラスから見てくれている先生だが、泣いている事が珍しかったので気になっていたとのこと。

先生曰く「クラスがあがって最初は泣いてしまう子は多い」と。「ただ泳げる子であれば上の子達と一緒に練習したほうが、体力も技術も上がる」と言っていた。

「ふーん」と思って聞いていたけど、新しい環境に変わったら不安になるのは当然のことであり、親である自分の方が不安を感じて、転ばないように石をどけているのでは、と思いなおした。そして本音では「嫌がって行かなくなるのが一番めんどくさい」と感じていたことだった。

親がめんどくさがっているだけじゃないか

自分のほうが子離れができてなく、子供の行動に無意識下に保険をかけてるんだなと思った。「娘の不安」と体よく言っているけど、めんどくさいことを避けているだけで、成長を妨げている要素は自分なのかもしれない。

もう少しこのクラスで頑張る姿を見て、それで本人も厳しいという意見が続くようであれば替えようかなと思う。ちょっと反省した。

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