ビジネスモデル2.0図鑑はビジネスの流れを「見える化」した書籍

事業を自分たちで行う上で、新しい事業展開は常に頭の中で考えながら中々実践できないものです。自分たちはウェブサイトの請負での仕事がメインなので、発注者と制作者という単純なお金の流れで考えてしまいがちですが、そもそも世間にはどんな仕事があり、どうやって儲けを出しているのか。そういった事を学ぼうとこちらの「ビジネスモデル2.0 図鑑」を購入いたしました。

ビジネスの流れを図示した本

本書では日本でのビジネスモデルの紹介だけでなく、海外で始まった新しいビジネスなどもたくさん紹介しています。はっきりいって知らない事業もかなり多いです。というわけで一例を紹介します。

原価を掲載するファッションブランド「EVERLANE」

ファッションブランド「EVERLANE」は原価を表示させるECサービス。なのですが、原価には材料以外に輸送費、人件費、関税なども表示。ほえ～

災害後に廃棄されるブルーシートからバッグを作る「ブルーシードバッグ」

地震等の災害時に使われたブルーシートはその後通常であれば廃棄物として処理されるものをバッグとして再利用。災害を忘れないためのアイテムとなり、かつ寄付となってお金が循環する。

体の寸法を詳細に測り、サイズピッタリの服を購入できる「ZOZOSUIT」

話題のゾゾスーツの紹介も。お金だけでなくデータの流れも示しているのが本誌の特徴でもあります。

若手の漫画家を育てるコンテンツ「ジャンプルーキー！」

いわゆる「ビジネス」関連ばかりではなく、ジャンプの現在持っている育成スキームの紹介もあります。ほえ～

とこんな感じで、100個のビジネスモデルを図解で紹介しています。各サービス自体そもそも知らないものも多いので大変勉強になります。自分は一つ一つサイトを調べながら「ほえ～」と読んでいきましたが、とても楽しかったです。

著作者の方のnoteで本文を全文配信中

著作の近藤哲郎さんのnoteでは、全文を配信しています。本書を読んだあとにざっと見ましたが、すごいスクロール量でマジで全文ありそうです。

note.mu

一度読んでみて、その後購入を考えてもいいですね。とても良書で大変勉強になりました。ありがとうございます。